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不知夜月とJardin de ciel(空の庭)のコラボ頁です。

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ジョフロアのお茶会 part 2 【2】

絆の深いエドリックとニコル。一方の景虎とジークも結構いい感じの様子。それにジョフロアは…


【第二幕】
そして、生徒会長室では…


ナレータ-:「エドリックはニコルを抱いたまま片手でカーテンを引いて薄闇を作ると、恋人を生徒会長用の執務机の上に座らせた。高校の一室とは思えない豪華な調度。気分の悪そうなニコルの肩を両手で押さえて、その蒼白い顔を覗き込む。」10/10 12:20
エドリック:「久しぶりだな、ニコル。相変わらず綺麗だ」10/10 12:20
ナレータ-:「エドリックのニコルへの挨拶はいつもそうだった。たとえ前の晩に逢瀬があったとしても、彼は忘れている。忘れないための彼なりの工夫はしてあった。だが、口にする言葉は、エドリックの心の底から素直に湧き出る感嘆の声だ。」10/10 12:21
エドリック:「どうした? 私の胸が痛くなるほど辛そうな顔をして…」10/10 12:21
ニコル:「すみません。忙しい貴方を煩わせるつもりはなかったんですが...」10/10 21:50
ナレータ-:「そう言いながらもニコルはエドリックの右肩にそっと頭をもたげた。ただ、じっとそうしているだけで安心する。心が落ち着く。」10/10 21:52
ニコル:「すみません。少しだけ、このままで....」10/10 21:53
ナレータ-:「謝る言葉ばかりが口をつく。彼の前ではいつもそうだ。ニコルは目を閉じたままエドリックの肩で小さな深呼吸を幾度となく繰り返した、と同時にお互いの体温が、触れ合う小さな面積からゆっくりと伝わって来る。人に触れているというのは、なんと気持ちが安らぐのだろうと。」10/10 22:06
エドリック:「遠慮は確かに美徳ではあるさ。だが、君のどんな望みも叶えてやりたいと願っている恋人にとっては、沈黙は時として酷だ。自分に素直になっていいぞ、ニコル」10/10 22:08
ナレータ-:「ニコルの想いと重みを肩に感じながら、エドリックの手が愛しい者の痩せた背中をそっと這う。」10/10 22:08
ニコル:「...自分でもわからないんです...何故私が今日こんなに動揺したのか...」10/10 22:20
ナレータ-:「ふと漏らした言葉。ニコルは責任ある立場であるエドリックの重荷にだけはなりたくない、といつも心に留めている。だが、背中に添われた優しい彼の手の動きにおもわず愛しさを感じずにはいられない。先程の自分の身体の震えが嘘の様に薄れていく。」10/10 22:30
エドリック:「…もしかして、原因はジョフか? 彼は最近変だ。君らは一種の共振器なんだろう。お互いが敏感ゆえに、一緒にいると共に震えて、想いが増幅する。…実に似てるよ、君たちは」10/10 22:32
ナレータ-:「何かに思い当ったようにエドリックが呟いた。そして、そのアイスブルーの瞳がニコルのエメラルド色の瞳を覗きこむ。冷たい色なのに、心の奥に届いて柔らかく広がる熱。」10/10 22:32
ニコル:「....あ」10/10 23:05
ナレータ-:「ニコルの中の符号がパズルの様に速やかにある箇所へと収まって行く。だが、その裏側で得体の知れない何かが胸の内を駆け巡り始めた。「ジョフロアに似ている」という彼の言葉。ニコルはそれに気付かれない様に、そっとエドリックから身体を離した。」10/10 23:11
ニコル:「そうでしたか。不思議な事が起こるものですね。もう大丈夫です。ありがとうエドリック。」10/10 23:12
ナレータ-:「覗き込まれた蒼い瞳に悟られぬよう、にこりと微笑んで顔を上げた」10/10 23:14
ニコル:「部屋に戻ります。もし良ければジョフロアをここに連れ出して、少しお話して頂けませんか?」10/10 23:17
ナレータ-:「エドリックは身体を離したニコルの手だけを、未だ離さないでいた。それに、柔らかにくちづけ、少し言いにくそうに言葉を続ける。」10/10 23:19
エドリック:「…気づかれてしまったかな? 確かに最初、君の中にジョフを見た。今も時々そうかもしれない」10/10 23:19
ナレータ-:「エドリックの胸の内を聞きつつ、抜けていくニコルの手。」10/10 23:19
エドリック:「だが、君は君だ。私の未来には、もう君しかいない…」10/10 23:20
ニコル:「私はあんなに強くありませんよ。」10/10 23:22
エドリック:「…寧ろそれが弊害の第一原因さ。でも、君は繊細で美しいガラスのパズルだ。生涯かけて謎解くに足る神秘。それが君だ」10/10 23:31
ナレータ-:「そう言うと、エドリックはニコルの身体を振り向かせ、その両の二の腕をしっかりと掴んだ。」10/10 23:32
エドリック:「とにかく部屋を出て行く前に、せめて血を捧げさせてくれ」10/10 23:32
ナレータ-:「つい口に出るニコルの本音。それに相対して変わらない高潔なエドリックの言葉。...最初は自分が皮肉なジークの物言いに腹を立てて動揺していると思っていた。だが、先程のエドリックの言葉を聞いた今、自分の奥底に潜むこの淀んだ感情をジークは知っていたのではないか、とさえ思えてくる。気付かれてはいけない。ニコルは出来るだけ優しい表情を作り、顔を上げた。」10/10 23:38
ニコル:「ありがとう。お気持ちだけ頂きます。」10/10 23:42
ナレータ-:「ふと手を離そうとした瞬間、きつく自分の手を握ったエドリックの指に光る金の指輪が目に入った。以前一度、自分の左手の中指でサイズが合わずクルクルと泳いでいたその指輪。記憶が残らない2人の恋に唯一残った指の感触。ニコルは思い立った様に再び口を開いた。」10/10 23:55
ニコル:「...いや、やはり頂きましょう。その代わり今日は指から....」10/10 23:56
ナレータ-:「エドリックの手から抜け出したニコルの両手がエドリックの首を掴み、親指が喉元をぎゅっと抑えた。細く長い指先からゆっくりと吸い上げられる若い精気。伏せ目がちなニコルの翠の双眸が突然大きく見開かれる。」10/11 00:04
エドリック:「……。…君を…哀しませて悪かったな。…詰っていいよ、ニコル。…それが私の禊ぎ(みそぎ)になる」10/11 00:11
ナレータ-:「暗黒と恍惚がエドリックを襲っていた。ニコルから伝わってくる苦く、同時に甘い意識。己の中にあるジョフロアに対する感情がニコルの心に大きな傷を作ってしまった事をエドリックは悟った。一番厄介なのは感情だ。心は理性ではどうにもならない事がある。だが私はそれを全て受け止めてやる。それこそが自分の心を浄化させ、君を想う心を研ぎ澄ます。抜かれて行く精気と共に消えていく意識の中で、エドリックは心の中で叫んでいた。」10/11 00:12
ニコル:「.....」10/11 01:11
ナレータ-:「触れ合いたいのに、触れ合えない2人の距離。緩やかなカーブを描く平行線が いつか巡り会う地点は存在するのだろうか。手を伸ばせば届く距離にいる相手のすべてを欲する欲情。彼の心の中を占める人物に抱く感情。それでもエドリックはいつも全力で自分を愛してくれる。傷つくのを恐れているのではなく、その想いで目の前の彼を壊してしまいそうになる自分をどう持て余していいか分からない。それほど彼が愛おしい。その刹那、恥ずかしさがニコルの躯を火照らし、きつく握っていた彼の首から咄嗟に指を外す。大きく開かれた窓からの光が逆光となり2つの影が部屋に長く伸びていた。」10/11 01:11
ニコル:「...っ」10/11 01:18
ナレータ-:「今、唇を開くと何を口走ってしまうかわからない。ニコルは自分の口を即座に抑えた。」10/11 01:20
エドリック:「…何も言わなくていい。お互い様だ」10/11 01:38
ナレータ-:「エドリックはニコルの手をその唇から引き剥がすと、そのまま自分の唇で塞いだ。攫うような腕が華奢な身体を力強く抱き寄せる。喰らうようなくちづけ。荒々しく口腔を蹂躙し、甘く従えていく。柔らかな舌がニコルの鋭い牙をかすり、甘く苦いくちづけに情熱の血の味を添えた。名残り惜しそうに唇を離し、眩しげな瞳でニコルを見つめるエドリック。暫し彼はそうやってニコルを釘づけにした。やがて大きく息を吸って背筋を伸ばし、相手の肩を抱えてドアの前につれて行く。」10/11 01:39
エドリック:「あちらへ戻るぞ。笑顔を忘れるな」10/11 01:39
ナレータ-:「ニヤリと笑んだその顔は、いつもの尊大なエドリックだった。今起こった事は単なる過去だ。そう言いたげな、行く先だけを見つめる晴れやかな瞳。」10/11 01:41
ニコル:「はい。」10/11 01:57
ナレータ-:「その微笑みにおもわずニコルも微笑み返し、ドアを開くエドリックのあとに続いた。」10/11 01:59




【第三幕】


ナレータ-:「生徒会長室の扉がゆっくりと開いた。エドリックの傍らには、少し血を貰ったのか顔色の良くなったニコルが立っている。」10/08 01:51
エドリック:「ジョフ。ニコルはもう大丈夫だ。保護者殿にお返しする。今度は君の番だ、ジョフ。機嫌をなおしてやる。…ニコル? 親友を慰めたいんだ。少し失礼するよ」10/08 01:51
ナレータ-:「ニコルに優しくくちづけた後、エドリックは洗い物をしているジョフロアの冷たい手を引っ張った。ちらりとジョフロアの瞳が景虎に注がれる。けれどそのまま、エドリックに引き摺られるようにお茶会の主催者は生徒会室に消えた。」10/08 01:51
ジーク:「おい、色男形無しだな」10/08 01:55
ニコル:「ジーク!」10/08 01:58
ナレータ-:「ジークの正面に立ったニコルが少々声を荒げて呼びかけた。」10/08 02:01
ニコル:「そろそろ私達はお暇しましょう。GD、行くよ」10/08 02:02
ナレータ-:「ニコルはさっさと踵を返してドアの方に歩いて行く。アレクがジークと景虎の2人の方を見ながら、慌ててその背中に続く。」10/08 02:06
アレク:「あっ、ごちそうさまって彼に伝えといて!景虎君。待ってニコル。」10/08 02:06
効果音:「パタン」10/08 02:08
ナレータ-:「締まるドアの音がさほど広くない部屋に響いた。」10/08 02:09
景虎:「主催者は客をほっていなくなるし、不毛なツーショットが残ったな」10/08 02:10
ジーク:「喉が渇いた。」10/08 02:11
景虎:「俺は俺の好みのコーヒーの煎れ方しかしらん」10/08 02:17
ジーク:「私がここの台所に入る訳にはいかない。」10/08 02:26
ナレータ-:「普段、人にサーブされるのが当たり前の2人が微妙な会話を繰り返す。部屋の温度は先程の喧噪よりは幾分低い。」10/08 02:27
景虎:「文句を言うなよ」10/08 02:28
ナレータ-:「景虎はしばらくジークを斜めに見ていたが、やがて立ち上がった。よく磨かれたサイフォンの中にミネラル・ウオーターを満たせると、アルコールランプにマッチで火をつける。手馴れた動作だった。」10/08 02:30
ジーク:「なかなかいい香りだ」10/08 02:33
ナレータ-:「コポコポという小さな音と珈琲の香りが部屋を満たしていく。ジークは暫しの間 目を閉じてその音に聞き入っていた。」10/08 02:38
景虎:「…人に淹れてやるのはお前で3人目だ」10/08 02:39
ナレータ-:「長身を屈めコーヒーの沸き立つ具合を見詰めていたが、数度スプーンでかき混ぜるとランプの火を落とす。鮮やかな褐色の液体が波打つ。」10/08 02:41
ジーク:「一人目は?」10/08 02:42
ナレータ-:「目を閉じたまま、相手に問う」10/08 02:45
景虎:「……。…理事長だ…」10/08 02:49
ジーク:「そうか、ではその光栄に預かるとしよう」10/08 02:49
ナレータ-:「2人目は問わず、答えを返す。」10/08 02:49
景虎:「……」10/08 02:52
ナレータ-:「カップへ注ぐと香りがふわりと登った。ジークの前へコーヒーを置くとシュガーポットを押しやる。自分の分を淹れ終わると、景虎はそのままサイフォンの後始末を手早く済ませた。」10/08 02:53
ジーク:「ありがとう」10/08 02:56
景虎:「…たいしたことではないが…。まあ、こういうのもたまにはいいだろう」10/08 02:58
ナレータ-:「自分のカップを持って席に戻ると、二人はしばらく沈黙してコーヒーを味わっていた。渇いていたのか喉に染みるような気がした。」10/08 02:59
景虎:「お前は好みの食べ物はあるのか? GDがチョコレートが好きなように」10/08 03:04
ナレータ-:「ふと、景虎がそんなことを問うた。」10/08 03:05
ジーク:「変な事を問うなぁ、相変わらず君は。それも好奇心か?」10/08 03:08
ナレータ-:「以前よりも明らかに穏やかな口調。深い珈琲の味わいがジークの舌をまろやかに通り過ぎる。」10/08 03:10
ジーク:「殆ど食物らしい食物は、私は口にしない。差し出されれば一口位は付き合いに頂くこともあるが...」10/08 03:13
景虎:「チョコレートを食べる時、GDは幸福そうだな…」10/08 07:37
ナレータ-:「カップに口をあてながら景虎が呟く。」10/08 07:38
ジーク:「....ん」10/08 08:28
ナレータ-:「ジークは景虎の言葉の端に含む意味を瞬時に悟った。人ではない存在のアレクが、人と同様の反応を示す行為。それに安心したいという己の感情の置き処が 彼のどこかにあるのではないだろうか、と。」10/08 08:37
ジーク:「...そうだな。」10/08 08:37
ナレータ-:「普段はぶっきらぼうでお世辞など無縁の....目の前の浅黒い肌と見事な長駆を合わせ持つ大きな男が示す ほんの僅かな感情の機微。それが仄かに香る珈琲の風味と共にゆっくりとジークの深い部分を浸していく。」10/08 09:08
ジーク:「ご馳走様。美味しかった。」10/08 09:18
景虎:「当然だ」10/08 09:39
ナレータ-:「その言葉にくっと薄い口の端で笑い、カップを静かに置く。一息ついたかと思うと音もなく立ち上がり流れる様な動作で銀髪の人物は瞬く間に姿を消した。」10/08 09:49
景虎:「…そして誰もいなくなった…か」10/08 10:20
ナレータ-:「さて、というようにカップを置いて景虎も立ち上がった。」10/08 10:21
エドリック:「ジョフ。あんな無神経な奴と口を利くのは止めろ」10/08 11:33
ナレータ-:「ドアに付いた小窓の覆いを少しずらして、となりの部屋の様子を覗いていたエドリックが、苦々しげに呟いた。エドリックは、景虎とジョフロアが付き合っている事を知らない。だが、隣の部屋でジョフロアが何か辛辣な事を言われていた事は把握していた。」10/08 11:34
ジョフロア:「…?……ぅ…ん」10/08 11:35
ナレータ-:「ジョフロアは生返事しながら考えた。エドリックが自分を連れ去った後に聞こえてきたジークと景虎の穏やかな会話。自分の事など心の何処にも棲んでいないかのように、ジークとの会話に夢中になっている様子が伺われた。」10/08 11:35
エドリック:「ジーク殿は極めて人間らしく、美味そうにコーヒーを飲んでいたぞ。いったいどこまでが人間でどこまでが吸血鬼なんだろう…。まさか、血液型とかまであるまいな?」10/08 11:36
ナレータ-:「エドリックの声が部屋にのんびりと響いた。その後に、ジョフロアの大きな溜め息が続く。それに気づいたエドリックが、ジョフロアの頭をグイッと抱き寄せた。」10/08 11:37
エドリック:「元気出せ。そんなのめちゃめちゃ君らしくないから…」10/08 11:37
ジョフロア:「……うん」10/08 11:38
ナレータ-:「こめかみの♯マークに明け暮れたお茶会は、こうしてジョフロアの溜め息とともに幕を閉じた…かに見えた。」10/08 11:42
景虎:「最後の客が帰るというのに、ホストは見送らないのか」10/08 12:54
ナレータ-:「閉まったまま開こうとしない生徒会長室のドアに向かって景虎が一声怒鳴った。」10/08 12:56
ジョフロア:「……!」10/08 14:56
ナレータ-:「俯いていたジョフロアの視線が上がる。心の中には未だ葛藤が棲みついていた。だが、握り潰そうとしても擡げてくる期待。愚かなのは分かっていても、身体がドアを開けて隣の部屋に行こうとしている。」10/08 14:56
ジョフロア:「…エディ。僕に挽回の機会を与えてくれるかい?」10/08 14:56
エドリック:「ああ、いいよ。その代わり、胸を張って帰って来い」10/08 14:56
ジョフロア:「…わかった。行ってくる」10/08 14:57
ナレータ-:「ジョフロアはエドリックに微笑みかけると、しっかりと頷いた。すっと立ち上がり、背筋が真っ直ぐに伸びる。ドアを大きく開けて、ジョフロアは景虎の待つ部屋に出て行った。」10/08 14:57
景虎:「やっと出てきたか。客をほっていい気なものだな」10/08 15:22
ナレータ-:「ちりっと神経を焼く景虎の言葉の意図はどこにあるのだろう。」10/08 15:23
ジョフロア:「すみません、妄執に囚われて…。羨望が僕を狂わせました」10/08 15:52
ナレータ-:「ジョフロアは一言詫びると、沙汰を待つように景虎の顔を真っ直ぐに見つめた。」10/08 15:53
景虎:「では、失礼する。有意義な茶会だった」10/08 16:09
ナレータ-:「景虎の目が細められて柔らかく笑んだ。ジョフロアだけに聞こえるように囁く。人付き合いの悪い景虎がジョフロアのお茶会だけには顔を出し、辛らつながら言葉を交わしその場に留まっている訳を。」10/08 16:10
景虎:「こんな機会でもなければ、お前の大切にしている人間関係が分からんからな。…今夜は俺が淹れてやる」10/08 16:11
ナレータ-:「ジョフロアの翠の瞳が、宙を泳いだ。どのように反応していいか分からない。ただ、大きな安堵感が彼を襲っていた。馬鹿みたいに身体に力が入らない。ジョフロアは何も言えずに景虎を斜めに見上げながら、ほんの少し恨めしそうな顔で微笑んだ。」10/08 16:32
ジョフロア:「……。……意地悪…」10/08 16:32
ナレータ-:「長い沈黙の末の小さな呟き。それは、やっとのことでジョフロアが返した、全ての了解を告げる言葉だった。」10/08 16:32

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